DJ chefの工務店日記

元コックの工務店マンの日々をBroadcast

ラジオデイズ

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2011年3月11日東日本大震災発生

僕自身、赤坂の70年代のビルの最上階で凄まじい揺れを体験しました

ガラケーワンセグからは三陸地方の津波の生中継

多くの家が、車が、人が流されるのを見ました

地元に帰ってみると瓦屋根の家で被害があり、半年近く、町中に屋根にブルーシートをかけた家が残っていました

建築屋として頼まれた仕事では新築でも、リフォームでも耐震性の確保は第一に考えて仕事に当たってきたけど、圧倒的な津波の力や、この町あるたくさんの家に対して、自分のできることの小ささを感じると強い無力感に支配されました

時が移って、復興のフェイズで入ってきたニュースが耳にとまりました

 

「被災地でもっとも重宝されている情報源は地元のラジオです・・・」

 

地域ラジオ

僕らの住むこの町にも東急イッツコムが運営する「FM Salus(84.1)」というラジオ局があります

この時、反射的に車を走らせて市が尾スタジオに行って番組を売ってくれるように頼みに行きました

サルースの担当者さんに「番組を通じて地域防災に役立つ情報を伝えたい」という思いを語らせていただいた結果、毎週土曜日11:30からの15分番組という素晴らしい枠を用意してくれました

家族が出かける前だったり、お昼前の時間に防災意識の喚起や、防災アイテムの確認、家庭内で予算をかけずにできる転倒防止策などを中心に建築屋がプロ目線でアドバイスする番組です

予算の話も、企画、スクリプトライト、選曲、DJを全て自分でやって、編集だけを局にお願いすればやれそうだ、ということになりました

 

とりあえず自腹で購入した3ヶ月の放送の間に、加盟しているOMソーラーが工務店のプロモーション費用に対してスポンサードするという制度を提案してくれたおかげで、番組は6ヶ月延長することができ、2014年3月18日最後の収録を行いました

その時のFacebookスクリーンショットがこちら

そしてこの時以来の、今回のラジオ出演でした

 

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ラジオをはじめた時には、当時社長の親父やスタッフたち、工務店仕事仲間たちの頭には「?」が点灯していました

お金を持ち出して番組を買ったと言った時の妻の顔も忘れられませんw

月日が流れて、今うちのお店に家づくりの相談をしに来てくれるお客さんにはラジオDJの話をしますが、必ずと言っていいほど「それはいいことをしましたね」とおっしゃっていただけます

僕のラジオデイズは震災の影響の大きさの呪縛から逃れるためにも大切な時間だったと思っています

 ブログタイトル[DJ chefの工務店日記]の理由もちょっとずつご理解いただけるよう情報発信していきますね

 

毎週土曜日11:30放送の番組最後のフレーズはいつもこうでした

「土曜のお昼はradio hallelu-ya

 富士ソーラーハウスの大澤正美がお送りしました

 それでは、また来週!」

 

そして、今日はそんなブログを土曜日の11:30にUPしてみました!

DJ chef オオサワマサハルがお送りしました
ごきげんよう